2019GWにやったこと
ただのGW記です。令和になったGWは10連休ということでしたが、お互いの実家に帰省。息子と遊んだりでのんびり過ごしました。
GWは普段とは異なるインプットをしようと思い、気になってた本を読んだり、Webサーフィンして調べものをしていました。全体的にキャリアや組織論に関することを調べていました。
以下は読んだ本や参考になった記事。
CAREER SKILLS ソフトウェア開発者の完全キャリアガイド

CAREER SKILLS ソフトウェア開発者の完全キャリアガイド
- 作者: ジョン・ソンメズ,まつもとゆきひろ,長尾高弘
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2018/06/22
- メディア: 単行本
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これまでのキャリアを振り返ると、データ分析周りでエンジニア、リサーチャー、データサイエンティストというロールで仕事をしてきましたが、個の競合優位性を高めるために、次に何をプラスしようかと考えていました。 この本は下のSOFT SKILLSの著者ジョン・ソンメズの2018年に出た本です。

- 作者: ジョン・ソンメズ
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2016/06/02
- メディア: Kindle版
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20万語を超える本なので、全部読むのではなく、気になった部・章だけ読めるように設計されています。自分は5章のキャリアの進め方を中心に読みました。
スペシャリストとゼネラリスト論できっぱり言い切ってくれている箇所があり、気に入っています。
ソフトウェア開発者の多くは、すべてのスペシャリストがゼネラリストでもあるのに対し、ゼネラリストは決してスペシャリストではない
自分の分野全体についての一般的な知識の広い裾野ができてなければ、優れたスペシャリストになることは非常に難しい
また、スペシャリストを目指すときの選択肢としても、スモールスタートで特定の言語のフレームワークやライブラリの専門家を目指すようなイメージを勧めています。
大きすぎる専門分野を選ぶくらいなら、小さすぎて特殊すぎるものを選ぶようにしよう
サイドプロジェクトをしようという話もおもしろかった。
ソフトウェア開発者としてのキャリアを伸ばす最良の方法は間違いなくサイドプロジェクトだ。
まず第一にどんなサイドプロジェクトを手がける場合でも、そこから大きくなくても収益を上げる方法を考えることをお勧めする
これまでサイドビジネスとして、趣味でもあるボードゲームの制作を行い、サークルとしてピクテルを制作したり、海外版Imagineを流通させてきましたが、そろそろ別のサイドプロジェクトを持つことを考えるきっかけになりました。
エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング
- 作者: 広木大地
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2018/02/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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前々から評判のよかった本を読めました。たしかに前評判どおりの内容の濃さでした。
特に社会学者の話で、「社会人はコミュ力大事!」という理由もなく通説になっていることを3つの不確実性(他者理解の不確実性・伝達の不確実性・成果の不確実性)に分解しているのを見たときに、「あーこれでコミュ力なんで大事かがやっと人にきれいに説明できる」と思いました。
というふうに気づきの多い本でした。何度か読んで、脳に刷り込んでいきたいです。
岩波データサイエンス Vol.3

- 作者: 岩波データサイエンス刊行委員会
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2016/06/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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もはやX周回遅れ感がありますが、今のチームメンバーの分析思考のなかに、因果推論の基本事項がデフォルトインストールされている感じがしていたので、そろそろ議論の中でその視点から価値出せるコメントができるようにと思い、精読しました。 傾向スコアの強力さは複雑な共変量を1次元に落とし込むシンプルさと説明力だと解釈できたり、差の差法やABテストの操作変数からの見方がやっと腑に落ちたので、がんがん使っていきたいと思います。
ワーク・ルールズ!

- 作者: ラズロ・ボック,鬼澤 忍,矢羽野 薫
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2015/07/31
- メディア: 単行本
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これも周回遅れ感があるが、Hontoライブラリに眠っていたのを読んだ。が、特に今となっては何か新しい視座を得ることはそこまでなかったので、流し読みしました。また組織論をキャッチアップしたいときにいずれ戻ることはあると思います。
プロダクトマネージャーとか
キャリアの話の続きで、データ分析周りしてて、ゆくゆくはプロダクトマネージャーのキャリアもあり得るだろうなと考えていて、以下の記事がわかりやすかった。中のリンクも読んで、自分に足りてなそうな視点を拾っていきました。
プロダクトマネージャーは特にビジョナリーが大事なのは強調されているが、UXデザインの知識も必要であることが気になりました。大学時代に認知心理学とかを学んで以来、知識がストップしてるので、リフレッシュしたいなーとは思っていますが、なかなかどう習得したらいいのかわからない。実践経験?
つづく
INSPIREDとジョブ理論の評価が高そうなので、また引き続き読書しようと思います。